

Profile
中原俊憲
執行役員
生産本部 副部長
2021年入社
ここには課題が無数にある。
だからこそ、活かせるスキルも無数にある。
長年勤めた自動車メーカーから、未経験の分野への挑戦。
私の前職は、自動車メーカーです。生産技術として、自動車の製造に関わるすべての工程における工程設計や生産準備を担当。国内、海外問わず数多くのプロジェクトを経験し、最終的には生産技術本部長として、生産技術部門全体の取りまとめを行っていました。前職での経験は、30年以上になります。
ではなぜ、長年勤めた会社から当社へ転職をしたのか。その理由はいくつかありますが、まず私自身がエアウィーヴのファンだったためです。寝るときに、腰の違和感が長いことあったので、5・6年前から妻とともに愛用しています。そこで、こんなに良い商品があるんだなと。
エアウィーヴも樹脂製品なので、自動車の『バンパー』や『インストルメントパネル』と呼ばれる樹脂部品と同じようにつくっているのだろうと思い、あるときHPなどで調べてみたんです。すると、自動車部品とはまったく異なる生産方法を取っていて。そこから、これまで経験したことのない生産技術や生産分野に挑戦したいという想いが沸き起こり、転職をしました。
企業理念やブランドイメージが明確で、会社として目指す方向に魅力を感じたことも、決め手の一つです。



『SDGs』への対応も急務。
また、当社としては、商品の製造段階における環境対応も積極的に推進していかなければなりません。お客様が使用されたマットレスを回収・リサイクルし、もう一度製品化する取り組みや、プラスチックを自然由来の材料に変更し、自然界に戻していくという取り組みを行っていますが、まだまだスタートしたばかり。
今後は、工場で製品化できなかった製造段階で発生した材料をリサイクルしながら使っていくなど、新たな方法を取り入れていくことで資源の最大活用にも取り組む必要があります。そのための生産設備や生産ラインをつくり上げていくことも、技術部門としての大きなミッションです。
ちなみに細かいことですが、電気や水の節約も大切です。自動車会社では、お昼休みはエアコンを含めて電気を必ず落とすなど、ピーク電力を越えないようなルールづくりがされています。こうした小さな積み上げが、会社としてグローバルな競争力をつけていくことにつながっていきますので。当社でもこれから取り入れていきたいですね。



-
何をやっているのか
商品開発では、新商品の企画から設計、開発に至るまでを担っています。
また、既存の樹脂以外の素材の検討、触感や外観を向上させるカバー素材の選定、さらには、環境負荷を低減するバイオマス原料や生分解性材料の開発に力を入れています。
生産技術では、成形ラインの自動化やラインネットワークの構築を通じて生産効率と信頼性の向上を追求し、コスト削減を実現しています。 -
なぜやっているのか
私たち技術職のミッションは、お客様からの多様なご要望に応え、常に期待を超える製品を提供することにあります。技術革新は、少子高齢化といった社会的課題への対応、人材依存からの脱却、そして信頼性高い生産システムの構築を通じて、コストパフォーマンスの最適化を目指します。これらは、技術部門が果たすべき重要な役割となっています。
-
どうやっているのか
私たちは、挑戦を恐れず、自由で開かれた組織文化のもとで新しい技術の導入に取り組んでいます。職制を越えたコミュニケーションが活発で、迅速な意思決定が可能なフラットな組織構造を持っているため、革新的なアイデアを速やかに実行に移すことができます。
このような環境は、私たち技術者にとっての魅力となっています。